空間データとファイル
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GISでよく利用するデータとしてベクトルデータとラスタデータがある。
* https://gis-oer.github.io/gitbook/book/GISオープン教材/01_GISの基本概念/GISの基本概念.html
GISの世界市場でトップシェアを誇る米国ESRI社が提唱したファイル
GIS業界のデファクト的なファイルフォーマット
ベクターデータ形式のファイル
同名ファイル+拡張子の複数ファイルがセットとなる。必須ファイルとオプションファイルがある
必須ファイル:
.shp - 地形情報のファイル
.shx – レコードのインデックスファイル
.dbf - 縦表形式の属性情報ファイル。dBASE IV形式
代表的なオプションのファイル:
.prj — 座標系の定義情報. 座標系および投影情報
他
日本語の文字コードはSJISが比較的多い
JavaScript Object Notation (JSON) を元に空間情報データの拡張をしたもの
ベクターデータ方式
RFCで定義The GeoJSON Specification (RFC 7946)
TopojsonはGeoJSONの拡張したファイルフォーマット
GeoJSONの描画を高速、コンパクト化するためにデータを最適化している。
GeoJSONのデータ量を非可逆圧縮している。
TIFF(Tagged Image File Format)ファイルに地理情報を埋め込んだもの
ラスターデータ形式
データ
特徴
代表的なファイル
ベクトル
ベクトルデータ
SHAPE, KML, GeoJSON
座標値を持ったデータ
拡大縮小による劣化がない
地物は、ポイント(点)、ライン(線)、ポリゴン(面)で表現される。
ラスタ
ピクセル(画素)で区分された画像データ
GeoTIFF, PNG, JPEG, GeoPDF
品質は解像度に依存する
拡大縮小で劣化する
連続性のあるデータに適している。
ピクセルごとに値を用いて地物を表現する。
ワールドファイルという、別ファイルに地理参照情報をもたせるものもある。